著者:池上 彰 佐藤 優 出版社:中央公論新社
メモ:
p143″学徒出陣で壮絶な状況を目の当たりにし、戦後カトリックの洗礼を受けたのが、『戦艦大和ノ最期』を書いた吉田満です。彼は、沈んだ大和に乗っていて、奇跡的に助かった。山本七平はプロテスタントで、戦地に赴く前に入信していたのですが、戦争体験を信仰によってどのように克服すべきか、真剣に悩み、考え抜いたという点では、二人には共通点があったように感じます”(佐藤氏)
p194 “「マスクは全量政府が買い上げ、実名制(本人確認)で販売する」と発表してから、わずか三日でシステムを完成させた手腕に世界は驚いたのですが、これはタン氏一人の功績ではありませんでした。
初の自著『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』には、その経緯が次のように記されています。
マスクマップができるきっかけは、台湾南部に住む一人の市民が、近隣店舗のマスク在庫状況を調べて地図アプリで公開したことから始まりました(中略)シビックハッカーたちが協力して、どこの店舗にどれだけのマスクの在庫があるかがリアルタイムでわかる地図アプリを次々に開発しました。
『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』(オードリータン、 プレジデント社)”(池上氏)